眼瞼下垂とは

眼瞼下垂(がんけんかすい)とは、上まぶた(眼瞼)がうまく開かず、下がった状態になってしまう病気です。
その結果、視野が狭くなる・目が開きにくい・眠そうに見えるなどの症状が現れます。

眼瞼下垂には大きく分けて先天性(生まれつき)と後天性(大人になってから発症する)の2つのタイプがあります。

先天性眼瞼下垂

生まれつきまぶたを持ち上げる筋肉(眼瞼挙筋)が弱い、またはこの筋肉を動かす神経の働きに異常がある場合に起こります。
小児のうちに気づかれることが多く、重度のケースでは視力の発達に影響することもあります。

後天性眼瞼下垂

成人以降に発症する眼瞼下垂で、加齢性が最も多いタイプです。

加齢とともに、眼瞼挙筋とまぶたをつなぐ**腱膜(けんまく)**がゆるんだり伸びたりすることで、まぶたを十分に引き上げられなくなります。

また、次のような原因でも起こることがあります。

主な症状

眼瞼下垂になると、次のような症状が現れます。

このような症状は、見た目の印象だけでなく**生活の質(QOL)**にも影響します。

治療について

まぶたの下がりによって視界が狭くなる、または見た目や生活に支障を感じる場合は、手術または点眼薬により治療を行います。

手術

最も一般的な治療は手術で、上まぶたの皮膚を小さく切開して伸びた腱膜を縫い縮める「眼瞼挙筋短縮術」が一般的です。
まぶたを支える構造をしっかり整えることで、自然なまぶたの開きを取り戻すことができます。
手術適応がある場合は紹介させて頂きます。

点眼治療

アップニーク®ミニ点眼液0.1%

2026年5月より、日本初となる後天性眼瞼下垂の改善点眼薬「アップニーク®ミニ点眼液0.1%」による治療が可能になりました。
「まぶたが重くて日常生活が不便だけれど、手術には抵抗がある」「お仕事が忙しく、まぶたが腫れる期間(ダウンタイム)が取れない」という方に適した、“メスを入れない”新しい眼瞼下垂治療です。

※本治療は自由診療(保険外診療)となります。
※加齢やコンタクトレンズ装用などが原因の「後天性眼瞼下垂」のみが対象となります。

薬の仕組みと効果

有効成分が、まぶたを無意識に支えている筋肉(ミュラー筋)に直接働きかけて収縮を促し、まぶたを上へと持ち上げます。

このような方におすすめです(後天性眼瞼下垂の方が対象)

ご使用上の注意点と副作用

非常に画期的なお薬ですが、すべての方に適応するわけではありません。

処方の流れと費用

本剤は公的医療保険の対象外となる「自由診療(自費)」となります。国の定めにより、保険診療と自由診療を同じ日に受けることはできないため、「診察(保険診療)」と「お薬のお渡し(自由診療)」は別の日(後日)となります。あらかじめご了承ください。

1. 初回:問診・視力検査・診察(保険診療)

まずはまぶたが下がっている原因を詳しく調べ、点眼薬の適応(後天性眼瞼下垂であるか等)を診断します。

(※診察当日はマイナ保険証または資格確認書をお持ちください。この日はお薬のお渡しはできません)

2. 後日:お薬のお渡し(自由診療)

医師により点眼薬の適応があると判断された場合、別日(後日)に再度ご来院いただき、自由診療にてお薬をお渡しいたします。

費用について
アップニーク®ミニ点眼液0.1%
1箱(30本入)
4,890円(税込)

※その他、検診費用がかかります。