「市ケ谷駅」より
徒歩1分
流涙症とは
涙は通常、まぶたの内側にある「涙道」(涙の排水路)を通って鼻へ流れていきます。
この排水路が詰まったり狭くなったり、または目に刺激が加わることで涙があふれてしまう状態を 流涙症 と呼びます。
主な原因
- 逆さまつげ
- 異物混入
- アレルギー性疾患
- 涙道(鼻涙管)の閉塞・狭窄
- 眼瞼下垂
※複数の要因が重なって発症する場合があります。
※子どもから高齢者まで、幅広い年代にみられます。
よくみられる症状
- 涙が常に目にたまっている(涙目)
- 目やにが増える
- 視界がかすむ
進行すると、まぶた周囲の皮膚がただれたり(眼瞼炎)、涙嚢が細菌感染を起こし急性涙嚢炎(腫れ・痛み・排膿)が生じることもあります。
診断のための検査
涙道通水検査
涙点から生理食塩水を流し、鼻へ抜けるかを確認して閉塞や狭窄の有無を調べる検査です。
細隙灯顕微鏡検査
まつげ・結膜・角膜など、目の表面の状態を詳しく観察します。
治療について
症状の原因に応じて、適切な治療を行います。
原因疾患に対する治療
眼瞼下垂、アレルギー、逆さまつげなどが原因の場合は、まずそれらの治療を行うことで涙があふれる症状の改善が期待できます。
涙道の障害が原因の場合の治療
涙道プロービング
閉塞が比較的軽度の場合に行います。
専用の細い針(ブジー)を涙点から挿入し、閉塞部を開通させます。
シリコンチューブ挿入法
涙道内視鏡を使って涙点からシリコンチューブを挿入し、涙道を広げて通りを確保します。
局所麻酔下で外来にて実施します。チューブは2~3か月留置しますが、外見上は目立ちにくく日常生活に支障もほとんどありません。
涙嚢鼻腔吻合術(DCR)
閉塞が強い場合や炎症を繰り返している場合に検討する手術です。
涙液を鼻腔へ導く新しい通路を作る“バイパス手術”で、全身麻酔下で行われるため入院が必要となる場合があります。